三菱UFJ信託銀 インパクト投資ファンドの運用開始 社会的課題解決へ

2021.10.21 04:28
ESG
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三菱UFJ信託銀行は10月20日、社会的課題の解決を投資で後押しするインパクト投資型ファンドの運用を開始した。国内の上場株式を組み入れ対象とする。インパクトファンドの運用は三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)として初めて。


運用にあたっては、同行が独自に特定している「重大なESG課題」(気候変動、健康と安全、人権・ダイバーシティ、ガバナンス体制、情報開示)を起点に、本質的な原因分析を行ったうえで、課題解決につながる投資先企業を選定する。


インパクト投資は経済的リターンと並行して、環境・社会課題の解決を目指す投資。投資家が解決を目指す目標(インパクト・ゴール)に向け、投資先の事業活動から創出される製品・サービスなどの付加価値と、事業活動が環境・社会に及ぼす変化を捉えて、効果測定を行うことが重要とされる。


同行は、国内のインパクト投資のパイオニアである一般財団法人社会変革推進財団(SIIF)の専門知見を活用し、インパクトゴールへの道のり(セオリー・オブ・チェンジ)を策定。世界の先進好事例や国際的な原則に合うインパクト測定方法を取り入れた。

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