大手生保に見る資本政策最前線 ESR導入まで1年、“余剰”なら配当や成長投資へ
2024.03.11 16:56
2025年度に適用される経済価値ベースのソルベンシー比率(ESR)をにらみ、生命保険各社の資本政策が大きな曲がり角を迎える。保険金の支払い余力に健全性で高い数値を求めてきた現行指標から、「リスク量対比の資本充足率」へと洗い替え、「目標レンジ」を設定。大幅かつ長期にレンジを超えれば「余剰資本」となり、契約者配当や成長投資へ振り向ける。24年...