東邦銀、PIF取り扱い開始 環境や社会ローンも商品化 

2024.03.08 18:38
SDGs 貸出・ローン 新商品
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

東邦銀行は3月8日、ポジティブ・インパクト・ファイナンス(PIF)の取り扱いを開始した。取引先企業の環境・社会・経済にもたらす影響を取引の上流や下流を含め分析・評価し、プラス面の拡大とマイナス面の縮小に向けた支援を目的としたもの。同行と、とうほう地域総合研究所が目標の設定支援や評価書を作成し、格付投資情報センターが外部評価を行う。金額は5000万円以上、期間はローン型が5~10年、私募債型が5~7年。


また、グリーンローンやソーシャルローンの取り組みを強化するため、フレームワーク型サステナブルファイナンスの取り扱いを開始。グリーンファイナンス、ソーシャルファイナンス、サステナビリティ・リンク・ファイナンスの3商品の総称で、同行が設備投資プロジェクトや野心的な目標の分析・評価などを行い、とうほう地域総研が各種国際原則への整合性の確認や評価の透明性の確保を担う。金額は5000万円以上。


同行法人コンサルティング部は「事業の環境・社会・経済への影響について評価を受けることで、企業のイメージアップや従業員のモチベーションアップにつながる。当行グループとしても、目標達成に向けて伴走支援していく」という。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

東邦銀、平均5.8%の賃上げ 
北海道・東北地区地銀10行、多様性など意見交換 女性による初のワークショップ
DE&Iの具体的施策を発表する行員(5月23日、七十七銀行本店)
故瀬谷・元東邦銀頭取のお別れの会、金融界関係者ら700人が参列
祭壇に献花する参列者(5月19日、福島市内のエルティ)
東邦銀、1年後のふくしまDCに協力 全行挙げて支援活動
福島県の担当者から認定証を受け取る遠藤専務(右、5月14日、東邦銀本店)

関連キーワード

SDGs 貸出・ローン 新商品

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)