延岡信金としんきん地域ネット、商品化支援の漁師飯を都内でPR
2024.03.08 15:47
延岡信用金庫(宮崎県、黒木哲也理事長)と信金中央金庫子会社のしんきん地域創生ネットワークは3月8日〜10日まで、宮崎県延岡市の離島「島野浦島」の水産物加工品を試行販売するイベントを東京都内で実施している。約3年かけて開発を支援した鯛やカンパチを使った3商品を販売。3月8日、9日は宮崎空港でも同時開催している。
島野浦島では鯛やカンパチの養殖が盛んだが、加工品が少なく、飲食店やスーパーマーケットに販路が限られていた。それを小売店などにも広げたいと、延岡市が延岡信金に新商品開発について相談。21年度から、同信金としんきん地域ネットで連携した取り組みを始めた。
しんきん地域ネットは、料理家などの専門家に協力を要請。延岡信金は、商品パッケージの制作に向けて、取引先の印刷業者を紹介した。両者で地元漁師へのヒアリングなども行い、23年度末までに、甘い醤油で味付けをした鯛茶漬けなど地元ならではの4商品の開発をサポートした。うち3商品を、しんきん地域ネット職員が東京都・新宿駅近くの宮崎県のアンテナショップで、延岡信金職員が宮崎空港内で販売している。