静岡銀、水力発電所と再エネ導入で契約 ネーミングライツも取得

2024.03.07 18:57
脱炭素
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

静岡銀行は、4月から水力発電所で作られた実質再生可能エネルギー電力の調達を開始する。カーボンニュートラル目標達成に向けた取り組みの一つで、富士宮市などの店舗で消費する予定。


電力は東京発電が運営する「家康公用水発電所」(富士宮市)で発電した全量を、東京電力エナジーパートナーを通じて調達する。年間発電量は約1100MWh(一般家庭約300世帯分相当)で、需要先は富士宮市、富士市、裾野市の9店舗。これにより年間546トンの温室効果ガス(GHG)排出削減効果がある。3月7日に発表した。


今回の再エネ契約に併せて同発電所のネーミングライツ(施設命名権)を取得。「しずぎんアクアエナジーパーク家康公用水発電所」と命名した。同施設は内部見学が可能で、地元住民や学生向けに公開を予定する。


しずおかフィナンシャルグループは、2030年度までにカーボンニュートラル達成の目標を設定。23年10月には太陽光発電所「しずぎんソーラーパーク」を稼働させるなど、脱炭素化のブラッシュアップに取り組んでいる。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

地方創生を柱に成果出す 八木・静岡銀頭取
役員人事 静岡銀行(2025年6月20日)
静岡銀地方創生部が創設10年 社会価値創造の司令塔に
キッズアカデミーで黒はんぺん作りを体験(24年9月14日、焼津水産高校)
金融庁、PW付きメール送信 利用廃止呼びかけ

関連キーワード

脱炭素

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)