東京東信金、 東洋大とシンポジウム 中小企業の未来テーマに

2021.10.19 21:20
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DXの議論を中心に展開し課題を共有した(10月19日、東洋大学白山キャンパス)
DXの議論を中心に展開し課題を共有した(10月19日、東洋大学白山キャンパス)

東京東信用金庫(東京都、中田清史理事長)は10月19日、東洋大学と都内城東地域の中小企業の未来を考えるシンポジウム(第3回)を東洋大学白山キャンパスで開催した。


コロナ禍で経営環境が大きく変化するなかで、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」「SDGs(持続可能な開発目標)」「イノベーション」「事業承継」など未来志向のキーワードから地域中小企業のあるべき姿を議論した。


パネルスディスカッションには宮坂学・東京都副知事らが登壇。矢口悦子・東洋大学長は「コロナで対面、非対面双方の良さが分かり、今までにないスケール感の学びの場を得た」と述べた。コーディネーターを務めた山本聡・東洋大経営学部教授は、大学、地域、企業のつながりでデータ連携の必要性を指摘。「分かち合うことで新たな価値が生まれる」と強調した。


荻野晧介・荻野工業取締役は「業務だけでなく社員の出勤状況などの見える化でDX化に取り組み、業務効率化、社員の働き方改革につなげている」と自社の取り組みを紹介。中田理事長は「全体の議論を通じてフェース・ツー・フェースやモラルの重要性も再確認でき、有意義な機会だった」と話した。

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