北国FHD、タイにコンサル現法設立 国内外一体で伴走支援

2021.10.20 04:55
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北国フィナンシャルホールディングス(FHD)は10月19日、コンサルティング子会社CCイノベーションがタイに現地法人を設立したと発表した。当初は北国銀行の取引先企業を中心に、国内外一体で販路開拓など伴走型支援に取り組む。


設立日は10月18日。スタッフは日本人1人とタイ人4人の5人体制。タイには2019年1月に銀行のバンコク駐在員事務所を開設しているが、業務が情報収集などに限定されていた。今後はビジネスとしてコンサルティングサービスを提供できるようになる。


まずは北国銀取引先の現地法人や、新たに進出を検討する企業が対象。ITを活用した事務効率化やマッチングによる販路開拓、現地スタッフの研修も請け負う。国内のCCイノベーションとも密に連携し、国内外で一体的なサービスの提供を重視する。


タイには日系企業の現地法人が5000社あり、将来的には日本で取引がない企業へのサービスも見込む。業容が拡大していけば、スタッフなど体制の拡充も検討する。


同社はベトナムでも現地法人設立の申請手続きを進めており、11月中旬にも設立される予定。

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