日経平均が続伸、初の4万円台 ハイテク関連が主導
2024.03.04 16:47
4日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は初めて4万円を超えて取引された。前日の米国株高の流れを追い風に、ハイテク関連株の電気機器が上昇をけん引した。
日経平均の終値は前週末比198円41銭(0.50%)高の4万109円23銭。取引開始から高く、一時上昇幅は400円を超えた。前週末の米国市場はダウ工業株30種平均は90ドル(0.23%)高、ハイテク関連のナスダック総合指数は183ポイント(1.14%)上昇した。
東京市場でも東京エレクトロンやアドバンテストなど電機のほか、半導体に関連する化学株も買われた。ただ、高値圏では利益確定売りも入りやすく、上値は重くなった。
4日の取引終了後に取材応じた大和証券の藤岡智男専務取締役は、「いよいよこれまで経験したことのない水準に入ってきた。日経平均4万円の大台乗せは心理的に非常に大きな意味がある」と強調した。
SMBC日興証券の吉岡秀二専務は、「潮目の強さに驚く関係者もいるが、企業業績を伴ったかたちで今の相場がついており、過熱感はない」と語った。
同様に野村証券の西哲宏執行役員は、「バリュエーション自体はかなり切り上がっている。投資家としては高いと思っていたとしてもなかなか売るに売れない相場付きなのではないか」と指摘した。
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