ほくほくFG、新ビルの竣工式開く 傘下2行が共同で活用
2024.02.26 18:43![竣工式後の記者会見に臨む中澤頭取(左)と兼間(2月26日、ほくほく札幌ビル)](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2024/02/オンライントリミング-のコピー-89.webp)
ほくほくフィナンシャルグループ(FG)の北陸銀行と北海道銀行は2月26日、北陸銀札幌支店の跡地に地上13階、地下3階の「ほくほく札幌ビル」を新築し、竣工式を開いた。両行で建設し、同FG各社が共同活用する初のビルになる。
竣工式には北陸銀の中澤宏頭取、北海道銀の兼間祐二頭取ほか、両行の取引先親睦会の会長、設計・施工会社の役員らが出席。中澤頭取は「当FGは2024年秋に経営統合20周年の節目を迎える。グループ役職員が一体となって地域のために邁進していきたい」とあいさつした。
兼間頭取は、北海道における再生可能エネルギーのプロジェクトの進展や、千歳市への半導体企業の進出などを踏まえ、「このビルにFGの機能を結集し、さまざまな事業に参画することで、北海道に貢献していきたい」と語った。
新ビルには、両行合わせて約500人が常駐する。2階には北陸銀の札幌支店と北海道事務所が入居し、北海道事務所は3月4日、札幌支店は同11日のオープンを予定する。北海道銀は6~12階に本店法人営業部と本部機能の一部が入居し、ともに4月15日に業務を始める予定。
3階には、グループ会社のほくほくTT証券、北銀リース、堤商事などが入居。4階には行員食堂と医務室、5階には受付ロビーや共用応接室、セミナールームを配置する。
地下2階は札幌市中心部の地下街、地下3階は札幌市営地下鉄と直結し、さらに1階と地下2階にはオープンスペースとテナントを確保した。1階にはコメダ珈琲店、地下2階にはコンビニのセイコーマートのオープンをそれぞれ予定しており、街に賑わいを創出し、地域のさらなる発展に貢献する。
鉄骨造を基本に一部鉄筋鉄骨コンクリートや鉄筋コンクリートを使用。敷地面積1597.31平方メートル、延べ面積1万7350.18平方メートル。ATMは地下2階に両行各2台。
住所=札幌市中央区大通西2丁目7番地。
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