「人材マッチングフォーラム」開催中 金融庁の伊藤総括審議官が登壇
2021.10.15 11:40
「人材マッチングフォーラム」(主催=日本金融通信社、後援=金融庁、中小企業庁)が10月15日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催されている。金融機関による人材マッチング業務の高度化を後押しするため、官民の専門家が講演やパネルディスカッションを通じて最新情報を披露する。前日の「事業承継フォーラム」(同)と合わせ2日間の連続イベントで、いずれも初の開催となる。
リアル開催とオンライン配信で9時30分から始まっており、最初の登壇者として金融庁の伊藤豊総括審議官が基調講演を行った。テーマは「人材仲介機能の発揮に向けて ~地域金融機関への期待~」。伊藤氏は、同庁の「地域企業経営人材マッチング促進事業」について説明。地域金融機関の人材仲介機能を強化するために創設されたもので、大企業の転職希望者をリストアップして地方の中堅・中小企業に橋渡しするのが狙い。その橋渡し役は、主に地域銀行や信用金庫などの地域金融機関が担う制度設計となっている。伊藤氏は「日常的に中堅・中小企業の経営者と会うことができる金融機関だからこそ、どのような人材を欲しているかというニーズ把握や、転職後のフォローアップなど、きめ細かい支援ができる」と話し、積極的な取り組みを呼びかけた。
そのほか、北洋銀行の竹内巌副頭取(北海道共創パートナーズ会長)、内閣府まち・ひと・しごと創生本部事務局の澤飯敦参事官、りそな銀行の米谷高史常務執行役員らも登壇する。
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