めぶきFG、創造的事業プランを表彰 コンテストで25社が入賞
2024.02.20 18:49
個人や中小事業者から革新・創造的なビジネスプランを募集し、審査・表彰する、めぶきフィナンシャルグループ(FG)のコンテスト「ビジネスアワード」の表彰式が2月20日、茨城県水戸市内で開催。地球温暖化防止や医薬、保冷輸送などをテーマにした茨城県や栃木県、都内などの事業者計25社が受賞した。
地域経済の活性化や社会貢献を見込み、FG傘下の足利銀行、常陽銀行などが事業化を支援。新商品・サービスや技術の社会的実装、拡販、協業企業の選定、人材紹介、資金手当てなどでサポートする。応募総数は237件。
第1位の「最優秀賞」は、高度な断熱材・塗料を開発し、地球温暖化対策への活用・普及を目指す「サーマリティカ」(茨城県つくば市)社のプラン。同社の小沼和夫代表は「試行錯誤中の当社にとって、受賞は勇気になった。世界に認知される活動をしたい」と。
その他の入賞プランは、脳や臓器を守る高分子医薬、バクテリアによる植物活性剤、宇宙ごみ防止装置、調理ロボット、牛の繁殖管理や受精卵生産、プラスチックフィルムによる太陽光発電、二酸化炭素による害虫防除――など。
めぶきFGの秋野哲也社長(常陽銀頭取)は「企業の皆さんは、プランをどう磨き上げるかが悩みなのではないか。多方面からの提案とネットワークで成長を後押しする」。清水和幸副社長(足利銀頭取)は「社会的な課題の解決に貢献するビジネスには、担い手のいなかった分野もある。そこをカバーする努力も通じて、金融グループとしての支援の幅を広げる」と話していた。
審査員は、両行のほか、大手電機メーカー、茨城・栃木の各県、大学、商社、過去の受賞社などの22人。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- おくやみ 濱詰健二氏が死去 小浜信用金庫理事長
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力
- 中企庁、成長企業の人材課題解決 中小機構が3事業本格化
- 東海東京FHD、地域銀と合弁証券好調 預かり資産3兆円突破