大阪商工信金、堺市に企業版ふる納で寄付 大阪公立大の事業を支援
2024.02.19 18:45
大阪商工信用金庫(大阪市、多賀隆一理事長)は2月19日、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)を活用し、大阪府堺市に寄付金を贈った。寄付金は同市と大阪公立大学が連携して共同研究などを実施する「大阪公立大学協創推進事業」に使われる。寄付額は非公表。
同事業は、堺市と同大が連携し、「産業振興」「脱炭素」「スマートシティ」などの分野で共同研究や実証プロジェクトを実施。堺市基本計画2025で設定するKGI、KPIを目指す。同信金は事業への寄付を通じて大学との関係を構築し、将来的に脱炭素分野などの大学発スタートアップ支援につなげたい考え。
2月19日の感謝状贈呈式では、永藤英機市長から多賀理事長へ感謝状が贈られた。多賀理事長は「当金庫は3年前から脱炭素に注力しており、今回の寄付もその取り組みの一つ。地元大阪に貢献するため連携していきたい」と話した。