ちいきん会、3月10日に全国会 社会課題解決へ対話
2024.02.15 18:28地域金融機関の有志が集まる「ちいきん会」は3月10日、8回目となる全国的な集会を開く。東京都、仙台市、京都市の3カ所に会場を用意し、オンラインでも全国から参加できるようにする。中小企業庁が「ソーシャルインパクト」について説明するほか、元金融庁長官の遠藤俊英・ソニーフィナンシャルグループ社長らの対談を企画する。
中企庁は、経営支援部創業・新事業促進課の伊奈友子課長が社会課題解決を目指す事業の重要性などについて話す。ちいきん会理事らのパネルディスカッションには、遠藤氏のほか、新田信行・元第一勧業信用組合理事長、日下智晴・元金融庁地域金融企画室長、菅野大志・山形県西川町長が参加する。3会場をつないでのトークセッションも予定し、京都信用金庫の榊田隆之理事長も登壇する。
菅野氏が金融庁在籍時に立ち上げたちいきん会は2022年に一般社団法人化を果たし、フェイスブックのグループ参加者は3000人近くまで増えた。地域別の集まりも増えており、参加者が組織上の立場を超えて社会課題の解決策について話し合う場として存在感を高めている。
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