徳島信金、本店ビルを新築移転へ 25年6月オープン目指す
2024.02.02 11:54
徳島信用金庫(徳島県、森尊昭理事長)は2月下旬、本店の新築移転に着手する。築58年と老朽化していた現本店を刷新し、業務継続計画(BCP)対策を強化。2025年3月の竣工、同年6月のオープンを目指す。
新本店では、同信金のBCP対策と業務効率化を図る。これまで地下や1階にあった電気設備や自家発電機は屋上に設置。現本店の4フロアと福島支店に分散していた本部機能は一つのフロアに集約し、業務の円滑化と人員の有効活用につなげる。
地域交流や環境配慮の設計も取り入れる。新本店2階には、さまざまな行事やイベントで使用できる大会議室と多目的スペースを配置。災害時には緊急の一時避難場所としても提供する。また、建物のエネルギー消費量を国の基準から50%以上削減する「ZEB Ready(ゼブレディー)」の認証取得も目指す。
建設地は現本店から約350メートル東で、移転を見越して11年11月に取得していた約2030平方メートルの敷地を活用。鉄骨4階建て、延べ床約2970平方メートルの新本店を整備する。
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