めぶきFG、逸品売り込む「食の商談」開催 出展146社・来場1000人
2024.01.30 18:51.webp)
めぶきフィナンシャルグループ(FG)の足利銀行と常陽銀行は1月30日、茨城県つくば市のつくば国際会議場で「食の商談会」を開催。栃木県と茨城県の農業、水産加工、食品関連事業者ら146社が出展し、バイヤーに向けて味わいや加工技術、製造体制などをアピールした。
来場はおよそ1000人。バイヤーは首都圏の商社のほか、スーパーマーケット、百貨店、外食、輸出事業者などエントリーベースで59社。商談は予約分を含め計220件に上った。
会場には、トマトやイチゴ、きくらげ、卵といった生鮮食品、ジャムや梅干し、あんこう鍋セット、ネギニラ餃子などの加工食品、凍結おせち料理、干しイモや生乳ソフトクリーム、ご当地ワイン――が勢ぞろい。試食品やパンフレットを手にした売り込みと、製法や生産環境、価格などを細かく質問するやりとりが続いた。
このほか、容器や包装、食品残さ処理時のコストやCO2排出を削減する機器をテーマにした事業者も参加した。茨城・栃木県の両信用保証協会も共催出展し、DXやSDGs、農業、創業などをサポートする保証制度を紹介。後援の日本貿易振興機構(JETRO)は、海外展開で実績のある事業者とのビジネスマッチングを後押しした。
めぶきFGの秋野哲也社長(常陽銀頭取)は、「両県は食の宝庫。販路やチャンスが広がることを期待している。国内のみならず、海外の方々にも味わってほしい」と語った。