日本公庫、大田区でSDGsセミナー スタートアップと中小企業交流
2024.01.22 19:23
日本政策金融公庫は1月22日、大田区とSDGs(持続可能な開発目標)セミナーを都内で開催。中小企業などから約40人が出席し、スタートアップ2社との交流を通じて重要性を学んだ。
昨年9月に締結した産業振興に関する包括協定の連携の一つ。第一部は「食品業界・流通におけるサステナビリティとビジネスチャンス」と題し、急速冷凍テクノロジーの製品開発・販売を手掛けるデイブレイクの守下和寿取締役CFOが講演。「2024年問題」など食品流通分野の課題を述べ、フードロス削減や人手不足解消につながる自社開発製品を説明した。
第二部は、booost technologies(ブーストテクノロジーズ)の青井宏憲代表取締役が登壇。同氏は同社の二酸化炭素(CO2)排出量を見える化するクラウド・プラットフォームを示しながら、「地球沸騰化にあってCO2削減は中小企業も含めてバリューチェーン全体で取り組まなければならない」とサステナビリティ経営の重要性を強調した。第三部では参加者同士による名刺交換会を行った。
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