阿波銀、サイバー犯罪抑止へ 徳島県警から高度化する手口学ぶ
2024.01.22 19:04
阿波銀行は1月22日、徳島県警察との連携で「サイバーセキュリティ研修」を初めて開いた。本部や営業店でセキュリティー管理を担う行員133人が参加(オンライン含む)。被害抑止に向けて、高度化するサイバー犯罪の現状や手口を学んだ。
講師は徳島県警サイバー戦略推進課の佐藤佳克警部補が務めた。サイバー犯罪関係の相談件数、巧妙化するサポート詐欺やフィッシングなどの手口を解説。ネットバンキングの不正送金被害については、「金融機関が推奨する多要素認証の活用を周知徹底していただけたら」と対策を示した。
同行リスク統括部の矢西知也部長は、「手口や対処法を学ぶことで、お客さまとの会話のなかで疑わしい取引を検出するスキルを磨いてほしい」と行員に呼び掛けた。