中京銀、21年度業績予想を上方修正 赤字から15億円の黒字へ

2021.10.08 16:58
決算
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業績予想の修正を報告する総合企画部の(左から)早川常務執行役員部長、八木隆幸企画グループ長(10月8日、名古屋証券取引所)
業績予想の修正を報告する総合企画部の(左から)早川常務執行役員部長、八木隆幸企画グループ長(10月8日、名古屋証券取引所)

中京銀行は10月8日、2022年3月期の業績予想を修正した。5月13日の決算発表時に連結純利益を25億円の赤字と予想していたが、40億円改善して15億円の黒字を見込む。当初より特別損失が圧縮できることに加え、本業収益が増加になったことが主因。


同行では、店舗内店舗化に伴う減損損失や、早期退職実施に伴う割増退職金・再就職支援で当初、特別損失を32億円と見込んでいた。また、コロナ禍の影響による信用リスクの不確実性に備えるため、フォワードルッキング手法を導入する方針を示していた。


同日までに、店舗再編による減損損失と早期退職にかかる費用がおおむね確定。減損損失は当初予想より7億円程少ない見通しになった。本業利益も預貸利益と手数料収益がそれぞれ約6億円増加し、経費削減でも約2億円を捻出。さらに政策保有株式売却益は計画に対して約13億円増加する見通しとなった。


名古屋証券取引所で同日、業績修正を発表した総合企画部の早川誠常務執行役員部長は、「ここからV字回復していきたい」と語った。

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