しずおかFG、TNFD提言採用者に 地域銀で初 生物多様性保護を加速
2023.12.29 16:57![](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2023/05/しずおかFG.webp)
しずおかフィナンシャルグループ(FG)は12月29日、「自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)提言」に賛同し、同提言採用者(TNFD Adopter)に登録したと発表した。地域銀行では初めて。登録した企業は2024年か25年の会計年度情報でTNFD提言を採用した情報開示が必要になる。
生物多様性の損失は世界的に深刻な危機と捉えられている。企業には損失を止めて反転させる「ネイチャーポジティブ」に向けた行動が求められており、同FGでは、11月から静岡県と連携して進める「ふじのくに生物多様性地域戦略推進パートナーシップ制度」などを通じ、自然保護団体支援、自治体・有志企業との連携などを加速させる。
タスクフォースが9月に公表したTNFDバージョン1.0に準拠した財務情報開示を決めた企業・金融機関が、2024年1月10 日までにTNFD提言採用者として登録すると同月、スイスのダボスで開催される世界経済フォーラム年次総会で早期採用者(Early Adopter)として公表される。このため採用者となる地域金融機関が増加する見込み。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、「生活基盤プラットフォーム」正式決定 25年2月から開始 住所変更など
- ひろぎんHD、サイバー攻撃対策を事業化 金融系初の体験型施設
- 信金、公金預金戦略が岐路 入札金利上昇で撤退も
- 金融庁、マネロン検査継続 基本的な態勢整備徹底へ
- SBIHD、酒造会社の投資で地銀と連携 ファンド規模1000億円を視野に
- デジタルキャンプ、初の女性コンサル研修 グループワークで「リアルな声」
- 百十四銀と伊予銀、ウェルビーイング取り組む意義は? 女性人事部長同士で対談
- 肥後銀、CO2排出量算定システムを2000先が利用 地域金融機関に推進へ算定・開示対応も
- 東栄信金と足立成和信金、新金庫名は「したまち信用金庫」
- 【都市対抗】明治安田、前回準Vヤマハにコールド勝ち 終盤に打線爆発