荘内銀、SLLを初組成 不動産業者と融資契約

2023.12.28 18:11
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荘内銀行は12月28日、不動産業者のライフパートナー(山形県)と荘銀サステナビリティ・リンク・ローン(SLL)の融資契約を締結した。顧客が設定したSDGs(持続可能な開発目標)達成状況に応じて金利を優遇する制度で、同行として初実行となった。


融資金額は9000万円で、サステナビリティ目標には有給休暇取得率の向上を掲げた。SLLは数値目標を掲げる先との親和性が高いことから、それらの先へ積極的に案内。ライフパートナーは、以前から働きやすい職場環境づくりに取り組んでおり、指標を設けていたことから実行に結びついた。


同行と北都銀行を傘下に持つフィデアホールディングス(HD)は、2021~30年度にかけてサステナ融資を4000億円実行する目標を掲げている。両行は5月、SLLとグリーンローンの取り扱いを開始。グリーンローンは9月に第1号案件があがっており、「順調に進ちょくしている」(荘内銀営業推進部)という。

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