七十七銀、地元企業と東北大で講義 地方創生の取り組み紹介
2021.10.08 04:10
七十七銀行は、同行と地元の有力企業など10団体の地方創生やSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みを、東北大学の2021年度下期講義で披露する。授業を担当する大和総研からの要望に対し、同行が授業の運営に協力、地元企業にも呼び掛けた。10月7日、ウェブでオリエンテーションを開いた。
大和総研リサーチ本部の宇野健司副部長からの求めに応えた。宇野氏は東京大学非常勤講師を務め、学生同士にディスカッションしてもらうなど自主性を重んじる授業を行っている。
東北大でも授業を担当。多くの学生が卒業後に首都圏へと就職し、地元・仙台に残る卒業生が少ない状況から、地元企業の取り組みへの理解を深めて〝地域の魅力〟を再確認してもらおうと企画。地方創生に力を入れる同行に協力を呼びかけた。
授業はウェブでの社会体験ワークショップで11回を予定。毎回、ゲスト企業と宇野氏が講師を務め、同行地域開発部行員がコーディネーターを担当する。ゲスト企業の講演や参加者間の対談から、実社会の課題や展望をテーマに取り上げ、学生にディスカッションに加わってもらう内容だ。
初回の講義は10月14日。ゲスト企業は七十七銀で地域開発部に所属する入行7年目の行員が、地方創生の取り組みと自身のキャリアを説明する。
今後は、22年1月6日までに「七十七リサーチ&コンサルティング」や「宮城県」、「アイリスオーヤマ」、「東北電力」、「カメイ」など10団体が登壇する予定。