住友生命、シンガポールのシングライフに1700億円追加出資 子会社化
2023.12.22 16:23住友生命保険は12月22日、シンガポール関連会社「シンガポール ライフ ホールディングス(シングライフ)」の株式を追加取得すると発表した。米国投資ファンドTPGが保有する株式35.48%を15.8億シンガポールドル(約1700億円)で取得することで合意。現在進めている取引を含めて保有株の合計は80%を超え、シングライフは住友生命の子会社となる。
シングライフ株は、9月に英保険グループのアビバグループホールディングス(アビバ)から追加取得し、出資比率は49%超に達する見込みとなっていた。今後は残る株主からの株式購入を目指す方針。シングライフの総資産は143億7200シンガポールドル(約1.5兆円)、保険料等収入は34億8000万シンガポールドル(約3700億円)、従業員数1200人。
住友生命はシンガポールをアジア事業戦略の中核都市の一つと位置付け、業容拡大を進めている。2024年4月には同国に現地拠点の開設を予定し、将来的にはアジア事業統括拠点の設立を検討する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 中堅の外資生保、乗合代理店からの要求に苦慮 変額保険手数料で
- 八十二銀、AIモデル開発50種に 投信販売モニタリングも
- 広島銀、金利再来でALM改革 各部門の収益責任 明確に
- 多摩信金、住宅ローン168億円増 業者紹介案件が4割強
- 金融庁・警察庁、URL貼付禁止案を軟化 銀行界から反発受け 不正アクセス防止で
- カムチャツカ半島付近でM8.7の地震 一部金融機関の店舗で臨時休業
- 金融庁、障害対応の強化要求 クラウド利用拡大で
- 地域金融機関、半数の250機関が預金減 金利戻りパイ奪い合い
- あおぞら銀の中野さん、金融IT検定で最高点 専門部門との対話円滑に
- 信金界、「ことら送金」240信金に拡大 周知姿勢で温度差も