名古屋市信保協、後継候補者が現役社長にプレゼン 「育成塾」完結
2023.12.08 19:07
後継候補者がプレゼンテーションで現役社長に意思表明――。名古屋市信用保証協会(宮村喜明会長)は12月8日、「後継者育成塾」の最終回を本部で開催。事業承継を控える保証先の後継候補者8人が社長の前で事業計画を発表した。
育成塾は計6回の講義を通じて後継候補者に経営意識を喚起するもの。候補者は7月からローカルベンチマークシートと経営デザインシートを作成し、自社理解を深めてきた。
報告会では、理化学製品商社と硝子施工業を担う後継候補者が今後の社会変化を踏まえた事業計画を発表した。フードロス問題に関連して食品ケースのリサイクルや都市農業などの経営アイデアを披露した。
発表後には、社長とこれまでシート作成を支援してきた信保協職員がアドバイスし、候補者の事業承継への取り組みを支援した。
出席した社長の1人は「同じ商売を長期的に継続するのは困難。事業転換へ4代目の新たな発想で頑張ってほしい」と期待を込めた。信保協職員は、事業を深堀りしたうえで「発見した自社の強みを大切にしながら今後も挑んでもらいたい」と話した。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 3メガ銀、リアル接点拡充 三菱UFJ銀、20年ぶり新店
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- 住信SBIネット銀、住宅ローンアプリ1年 本審査9割超に利用浸透
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 常陽銀、〝100億企業創出〟に本腰 包括支援へ157社選定
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力