鈴木財務・金融相が初会見 「経済支える」

2021.10.05 17:49
金融庁 財務省
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10月5日、鈴木俊一財務・金融相が初の会見を開いた。金融行政では、コロナ禍で厳しい状況に陥っている事業者の資金繰り支援などを重視する方針を示した。岸田文雄首相が言及する金融所得課税の引き上げについては、「金融業界から投資抑制につながるという意見が出ていることは十分に承知している」と語った。


資金繰り支援のほか、国内外の資金好循環や、安定的な資産形成につながる環境整備に取り組む方針。「金融仲介機能を発揮し、力強く経済を支える」と話した。


金融所得課税の引き上げに関しては、反対意見を理解したうえで「まずは与党の議論を注視する」考え。日本銀行の大規模金融緩和を巡っては、「今後も物価安定の実現に向けた努力を期待する」と述べるにとどめた。


入閣を打診された時の気持ちを問われると、「率直に重責だと感じた。以前の入閣ではうれしい気持ちも半分ぐらいあったが、今回は大変だという気持ちの方が大きい」と話した。

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