麻生前財務相、8年9カ月の在任に幕 職員らに見送られ退庁
2021.10.05 17:46
麻生太郎前財務相は10月5日、戦後最長の8年9カ月に及んだ在任期間を終えた。同日正午過ぎ、見送りに集まった多くの職員らに笑顔で手を振り、財務省を後にした。
同日午前、鈴木俊一新大臣との引き継ぎ後に、幹部職員向けの最後の挨拶を実施。「個人の金融資産は約2000兆円、そのうち現預金は約1100兆円ある。ぜひ、その金を動かす税法を考えてもらわないと、この国家は財政的に持たない」などと要望を述べた。
そのうえで、「鈴木先生の方が上品な顔をしている。大いに財務省のイメージも明るくなる」と語り、幹部らに別れを告げた。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%