大阪シティ信金、現場のDXテーマにセミナー 人手不足解決へ

2023.12.07 09:52
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AI技術の活用ポイントについて講演する友近氏(左、12月6日、コワーキングスペースSoar)
AI技術の活用ポイントについて講演する友近氏(左、12月6日、コワーキングスペースSoar)

大阪シティ信用金庫(高橋知史理事長)はコワーキングスペース「Soar(ソア)」開設記念で12月6日、「経営ソリューション・ディスカバリー2」セミナーを開催した。事業経営者ら32人が聴講した。


製造業や運輸・物流、建設、観光・宿泊などあらゆる現場で深刻になっている人手不足問題の解決へ、ICTやIoT、ロボットの活用など「現場のDX」を考える企画。企業支援部の阪井誠一郎理事部長は「預金、貸出金だけでなく課題解決に力を入れている。今回は注目される人手不足に対して、現場のDXを考えたい」とあいさつ。


セミナーは、第1部で「ものづくり分野の『お困りごと』と先端AI技術事例」をテーマに、大阪大学産業科学研究所特任教授でKOBELCO未来協働研究所副所長の友近信行氏が講演。AI(人工知能)活用のポイントとして、データを適切に残し、「AIが正常に機能する範囲を理解し、AIがはまるように『業務』と『現場』を変えることが大事」と述べた。


第2部では自動車部品製造のエクセディ開発本部スマート技術部長の三浦良太氏が講演。製造ラインのIOT化を進め、現在はスマートロボットを開発していることを紹介。「DXはトップダウンで、自分たちでアジャイル開発することが大切」と話した。

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