大阪信金と日本公庫、 創業者の課題解決支援 セミナー・交流会開く
2023.12.06 20:26
大阪信用金庫(高井嘉津義理事長)と日本政策金融公庫大阪南支店(殿元大介支店長)は12月6日、創業から5年以内の事業者を対象に、「第1回創業フォローアップセミナー&交流会」を開催した。創業前に想定した売り上げに届かない先などへ、課題解決をアドバイスする狙い。
大阪信金と日本公庫大阪南支店は、2023年1月に「創業・事業承継・財務体質強化」の3分野に特化した協調融資商品「ラコンテ」を発売し、9月末までに50件超の取り扱いがある。今回は協調融資先を含む日本公庫の顧客ら30人が参加した。会場は大阪信金のインキュベーション施設「夢あらた」で、同信金の施設や職員を紹介し、参加者の課題解決に協力していく。
セミナーは中小企業診断士でジャイロ総合コンサルティングの渋谷雄大氏が基調講演し、第2部で交流会を催した。
双方の職員で創業先への同行訪問も始めた日本公庫の殿元支店長は、「状況把握や課題共有が進み、解決支援に同信金の取引先を紹介してもらうこともある」と話す。創業支援を担当する大阪信金地域産業振興部の大野貴司部長は、「当金庫にはインキュベーション施設が3カ所あり、交流会が一番盛り上がる。社長は孤独で相談相手がいない。相談相手や課題解決のヒントをつかんで帰ってほしい」とした。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- MUFG、大谷翔平選手との契約が終了 ブランドパートナーとして6年間
- 自民党、郵政民営化法など改正案 上乗せ規制の文言修正 「速やか」から「3年ごと検証」へ
- 地域金融機関、福利厚生支援に熱視線 職域基盤の構築見据え
- NTTドコモ、銀行業参入に結論出ず 前田社長「なんとか進めたい」
- 信金、保証システム刷新へ 審査申し込みに紙不要
- やさしいニュース解説 証券口座の乗っ取り、隙を突く新たな不正手口
- 大手行、中途採用で営業力補強 地銀・信金から流出も
- MUFG、マイボトルの利用促進 ペットボトル1万4500本削減
- 常陽銀、手形帳などを等価買い戻し 法人決済デジタル化促進
- 高知銀、シニアへ業務委託拡大 人手不足解消に一手