広島信金、古市支店を新築 店舗リニューアル加速へ
2023.12.05 19:51
広島信用金庫(広島市、川上武理事長)は2024年度以降、店舗リニューアルを加速する。先だって12月4日には古市支店を新築オープン。3階にBCP(事業継続計画)対応拠点を設けた。
古市支店は旧店舗と同じ敷地内に新築。最上階の3階に48人収容のセミナールームを含む四つの会議室を設置。50人分の簡易ベッドや水などの備蓄食料も保管し、災害時のBCP対応や地域住民の避難場所として活用する。屋上には非常用ガス発電機を設置した。
第2期工事は24年6月に完了予定。仮店舗を撤去したスペースに電気自動車(EV)を導入する。EV導入するは同信金で初。2階には食堂のほかに職員用のリフレッシュスペースを設け、生産性向上や店内のコミュニケーション活性化につなげる。
このほか、己斐支店と向洋支店は仮店舗で営業中。こうした店舗はZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)認証や、省エネルギー化を視野に新築して環境に優しい店舗を増やす方針だ。今後も老朽化した店舗を中心に建て替えを進める。