岸田新内閣が発足、財務・金融相に鈴木俊一氏
2021.10.04 20:32
岸田文雄自民党総裁が10月4日、第100代の総理大臣に選出され、同日の組閣で岸田新内閣が発足した。安倍・菅政権で通算8年9カ月にわたって財務・金融相を務めた麻生太郎氏(81)に代わり、鈴木俊一自民党前総務会長(68)がポストを引き継いだ。
鈴木氏の父は鈴木善幸元首相。かつて宏池会(現岸田派)に所属し、現在は義兄である麻生太郎氏の派閥で活動。初入閣は2002年の第1次小泉改造内閣で、環境相に就任。その後は、12年の第2次安倍内閣で外務副大臣、17年の第3次安倍第3次改造内閣で五輪相、19年に自民党総務会長などを務めた。
その他の主な閣僚は、日本郵政グループを所管する総務相に金子恭之元国土交通副大臣(60、初入閣)、労働金庫所管の厚生労働相に後藤茂之衆院議員(65、初入閣、旧大蔵省出身)、JAグループ所管の農林水産相に金子原二郎参院議員(77、初入閣)、中小企業政策などを所管する経済産業相に荻生田光一前文部科学相(58)がそれぞれ就任した。