新庄信金、ウクライナ支援コンサート バイオリン生演奏に70人

2023.12.04 09:44
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バイオリンを演奏する澤田さん(12月2日、レキシントン新庄)
バイオリンを演奏する澤田さん(12月2日、レキシントン新庄)

新庄信用金庫(山形県、井上洋一郎理事長)は12月2日、日本ウクライナ芸術協会代表でウクライナへの支援を続けるバイオリニストの澤田智恵さんを招き、チャリティーコンサートを開いた。6月に迎えた創立100周年記念の一環。約70人が訪れ、世界で活躍する演奏家の生演奏を楽しんだ。


会場は、同信金が運営する「レキシントン新庄」。地域にジャズなどの音楽が演奏できる場をつくりたいと1998年に本店敷地内に立ち上げたホールだ。


澤田さんは、ロシア国立グネーシン音楽院で学んだほか、ウクライナが世界に誇るバイオリニストのオレガ・クリサ氏に従事。世界中で活躍し、チャリティーコンサートも多数出演。5月に横浜市で行われた城南信用金庫後援のチャリティーコンサートには、ウクライナの著名なピアニストのデニス・ヤヴォールスキー氏とともに出演した。


当日は、「タイスの瞑想(めいそう)曲」(マスネ)、「ユーモレスク」(ドヴォルジャーク)など日本でもおなじみの楽曲のほか、ウクライナで人気の作曲家、ミロスラフ・スコリク氏作曲の「メロディ」などを披露した。メロディは、ロシアからの侵攻を受け、ゼレンスキー大統領が各国に向けてオンライン演説をした際に流れていた曲。澤田さんは、ヤヴォールスキー氏に送ってもらったというピアノ音源をバックに美しい旋律を奏でた。


また、ウクライナの今を紹介する映像を上映したり、かつて日本から技術支援を受け東日本大震災時に恩返しをしようと来日したウクライナ人のエピソードを紹介したりしながら、「人と人とがつながり、人を大事に思うことが小さな平和を生み、それが大きな平和のもとになる」と思いを述べた。エンディングに復興支援ソング「花は咲く」を演奏し、会場からは惜しみない拍手が送られた。


チケット代は、日本ウクライナ芸術協会を通じてウクライナへ全額寄付される。

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