山梨中央銀、営業車が道路の損傷検出 ドラレコで自治体に協力
2023.12.01 19:20山梨中央銀行は12月1日、道路の損傷を検出して早期修繕に役立てようと、営業車両に三井住友海上火災保険のドライブレコーダー「Fードラ」を導入した。同行と連携協定を結ぶ北杜市が利用するAI道路点検サービス「ドラレコ・ロードマネージャー」での解析に活用する。
同行は北杜市との協定に基づき、三井住友海上の「ドラレコ・ロードマネージャー」を紹介。同サービスは自治体や道路修繕事業者の道路メンテナンスを支援するもので、「Fードラ」などの機器で収集したデータをAIが分析する。
北杜市は公用車に専用機器を設置して道路点検を行ってきたが、同行が協力することで、より広範囲をカバーすると同時にデータを充実させることができるという。「Fードラ」は、同市内を担当する行員の車両10台に取り付けられた。道路のへこみやひび割れ、白線のかすれなどを検出できる。
事故時の対応などに備えて金融機関が「Fードラ」を導入した例はあるが、地方自治体への協力など地方創生を目的に導入した銀行は同行が初めて。