京都信金、京都駅近くに共創施設コンソーシアム 新興の特化型店舗
2023.12.01 09:48![](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2023/12/on京都信金bd2671a5382b0662e6db3ed694678cb3.webp)
京都信用金庫(京都市、榊󠄀田隆之理事長)は11月30日、JR京都駅南東部に移設した京都市立芸術大学新キャンパス隣接地に大阪ガス都市開発、龍谷大学と共同で「共創HUB京都コンソーシアム」を建設すると発表した。京都市が所有する約4000平方メートルの土地に3者共同で8階建ビルを建設し、2027年に竣工・開業予定。
同信金はビルの西側1、2階の約半分に出店し、1階はスタートアップ(新興企業)特化型店舗にする。2階はミーティングなどに使用できるスペースとシェアオフィス主体の「QUESTION京都駅前」にする。
スタートアップ特化型支店には同信金の職員のほか関連会社の投資会社・京信ソーシャルキャピタルの職員も常駐し、スタートアップを支援する。職員は6~8人程度となる予定。
スタートアップ経営者や予定者に対し販路拡大や業務提携、補助金申請、金融支援のほか、起業家同士がつながるコミュニティづくりやメンタル面でのサポートなども行う「コミュニティ・マネージャー」を配置。同支店職員は全員コミュニティ・マネージャーとして起業家をフォローしていく。
榊田理事長は「この拠点の中核となるのがコミュニティ・マネージャー。人と人、事業と事業をつなぐ拠点にし、課題解決につなげたい」と抱負を語った。
同ビルの概要は1、2階東側はアートスペースと料理学校。3、4階は多目的ホールなどで、5、6階は学生寮を、7、8階は賃貸マンションを計画している。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、「生活基盤プラットフォーム」正式決定 25年2月から開始 住所変更など
- ひろぎんHD、サイバー攻撃対策を事業化 金融系初の体験型施設
- 信金、公金預金戦略が岐路 入札金利上昇で撤退も
- 金融庁、マネロン検査継続 基本的な態勢整備徹底へ
- SBIHD、酒造会社の投資で地銀と連携 ファンド規模1000億円を視野に
- デジタルキャンプ、初の女性コンサル研修 グループワークで「リアルな声」
- 百十四銀と伊予銀、ウェルビーイング取り組む意義は? 女性人事部長同士で対談
- 肥後銀、CO2排出量算定システムを2000先が利用 地域金融機関に推進へ算定・開示対応も
- 東栄信金と足立成和信金、新金庫名は「したまち信用金庫」
- 【都市対抗】明治安田、前回準Vヤマハにコールド勝ち 終盤に打線爆発