ふくおかFG、デジタル技術のアイデア発掘 ビジコン地区選考会
2023.11.30 18:56
ふくおかフィナンシャルグループ(FG)は11月30日、福岡市内でデジタルテクノロジーを活用したサービス・アイデアのビジネスコンテスト「X-Tech Innovation(クロステックイノベーション)2023」の九州地区最終選考会を開催した。企業関係者など約100人が集まるなか、1次、2次選考を通過した10社がプレゼンした。
同コンテストは、各地の地方銀行が主催し、九州地区以外は北海道、東北、沖縄で実施する。2015年から開催し、9回目。
今回の全地区共通テーマは「デジタルエコシステム」、九州地区のテーマは「AI活用による驚異」。最終選考に進出した10社はふくおかFGの永吉健一執行役員(みんなの銀行頭取)ら5人の審査員を前に12分間、サービス・事業構想をプレゼンした。
最優秀賞に選ばれたのは、Booon(長崎県)の「自動生産システム『Booon』を活用した食品残渣の地域資源化」。優秀賞はcodeless technology(東京都)の「写真一枚で現場のシステム開発を革新『Photolize』」が受賞した。
五島久社長は「新たなビジネスや優れたデジタルテクノロジーのアイデアが発表されることを期待している」と挨拶。審査委員長を務めた永吉執行役員は「グローバルに向けて事業を練るなど、スケールの大きい話を聞いて、可能性や期待感に胸を膨らませた」と総評した。
最優秀賞と優秀賞の受賞者は、2024年1月17日に東京都内で開くグランプリファイナルに進出する。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 静岡銀、桃鉄金融ゲーム普及へ 地域課題と投資学ぶ
- 金融庁、接触頻度を調査 「ゼロゼロ融資のみ」の取引先対象に
- 3メガ銀、女性管理職3割近づく 三菱UFJ銀29.2%
- 地域銀・信金、内部の「再生人材」育成 外部研修で支援手法学ぶ
- みずほ信託銀、銀座に新たなランドマーク 地権者のビル開発支援
- 野村証券調布支店、課題解決起点で収入倍増 相続・不動産活用切り口に
- 金融庁、監督・検査体制を一体化 総括審議官がモニタリング指揮
- 野村AM、地域銀の退職者助言を支援 〝60代だけ〟新部署が始動
- 阿南信金、手束理事が新理事長に 30年ぶりのトップ交代
- 千葉銀・千葉興業銀、「経営統合を含め対話継続中」 一部報道でコメント