東北財務局、業種別支援で勉強会 金融機関や信保協から31人参加
2023.11.28 19:02![業種別支援の着眼点の街頭と活用について説明する金融庁の汐﨑・地域金融企画室長補佐(11月28日、岩手県公会堂)](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/東北財務局、業種別支援の着眼点.webp)
東北財務局は11月28日、岩手県公会堂で「業種別支援の着眼点」をテーマに勉強会を開いた。金融庁から業種別支援の着眼点の拡充や普及促進に向けた事業を委託され、ウェブサイトなどで情報発信するメディアラグ(東京都)との共催で、青森・秋田・岩手県の金融機関と信用保証協会の実務担当者ら約31人が参加した。
金融庁監督局銀行第二課地域金融企画室の汐﨑洋司室長補佐が業種別支援の着眼点の概要と活用方法について説明。岩手銀行審査部企業財務支援室の紺野貴史室長代理は、建設業と運送業の支援の着眼点のポイントを解説。青森県信用保証協会企業支援部創業・経営支援課の佐藤公勇主査は、信保協と金融機関の連携や中小飲食業の目利きについて話した。
岩手県信用保証協会企業支援部経営支援課の髙橋健主査は、同協会が実施している経営支援について説明した。
6グループに分かれて、木造建築工事を行う架空の建設業者をどう支援するかを話し合うグループワークも実施。経営課題と改善の方向性について、①BtoB向け営業力を強化し受注間口を拡大②ホームページ・SNSを活用したBtoC向け営業力の強化③原価管理による適正利益の確保④就業関係規程の見直しによる人材確保――から一つ課題を選択し、意見をまとめた。
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地銀、「生活基盤プラットフォーム」正式決定 25年2月から開始 住所変更など
- ひろぎんHD、サイバー攻撃対策を事業化 金融系初の体験型施設
- 信金、公金預金戦略が岐路 入札金利上昇で撤退も
- 金融庁、マネロン検査継続 基本的な態勢整備徹底へ
- SBIHD、酒造会社の投資で地銀と連携 ファンド規模1000億円を視野に
- デジタルキャンプ、初の女性コンサル研修 グループワークで「リアルな声」
- 百十四銀と伊予銀、ウェルビーイング取り組む意義は? 女性人事部長同士で対談
- 肥後銀、CO2排出量算定システムを2000先が利用 地域金融機関に推進へ算定・開示対応も
- 東栄信金と足立成和信金、新金庫名は「したまち信用金庫」
- 【都市対抗】明治安田、前回準Vヤマハにコールド勝ち 終盤に打線爆発