秋田県内5機関 高齢者のATM利用を一部制限へ

2023.11.28 10:00
ATM 高齢者取引
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特殊詐欺被害拡大防止策を説明する秋田銀の芦田晃輔取締役専務執行役員(中央、11月27日、秋田県庁、秋田銀提供)
特殊詐欺被害拡大防止策を説明する秋田銀の芦田晃輔取締役専務執行役員(中央、11月27日、秋田県庁、秋田銀提供)

秋田県内に本店を置く秋田銀行、北都銀行、秋田信用金庫、羽後信用金庫、秋田県信用組合は、2024年1月までにATM支払い制限を実施する。深刻化、複雑化する特殊詐欺の金融犯罪防止やマネーローンダリング防止に連携して取り組む。


秋田銀の場合、対象は70歳以上の顧客で、過去1年間ATMによる1回の操作で30万円超の払い出しの利用がない預金口座。利用制限は、ATMによる一日の現金引き出しを、口座あたり30万円とする。制限解除は、対象口座のキャッシュカードと運転免許証などの本人確認書類があれば、窓口で手続きできる。


5金融機関は11月13日、特殊詐欺およびマネー・ローンダリング防止対策連絡会を立ち上げ、特殊詐欺など金融犯罪への連携、対策・施策の共同実施に取り組んでいる。

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