秋田県内5機関 高齢者のATM利用を一部制限へ
2023.11.28 10:00
秋田県内に本店を置く秋田銀行、北都銀行、秋田信用金庫、羽後信用金庫、秋田県信用組合は、2024年1月までにATM支払い制限を実施する。深刻化、複雑化する特殊詐欺の金融犯罪防止やマネーローンダリング防止に連携して取り組む。
秋田銀の場合、対象は70歳以上の顧客で、過去1年間ATMによる1回の操作で30万円超の払い出しの利用がない預金口座。利用制限は、ATMによる一日の現金引き出しを、口座あたり30万円とする。制限解除は、対象口座のキャッシュカードと運転免許証などの本人確認書類があれば、窓口で手続きできる。
5金融機関は11月13日、特殊詐欺およびマネー・ローンダリング防止対策連絡会を立ち上げ、特殊詐欺など金融犯罪への連携、対策・施策の共同実施に取り組んでいる。
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