兵庫県中小企業活性化協など、事業再生で勉強会 審査担当ら100人参加
2023.11.27 20:28![](https://img.nikkinonline.com/wp/wp-content/uploads/2023/11/onDSC_0904.webp)
兵庫県中小企業活性化協議会と兵庫県信用保証協会(古川直行理事長)は11月27日、神戸市内で金融機関対象の事業再生に関する勉強会を日本政策金融公庫、商工組合中央金庫と共催した。県内金融機関の審査・再生部門の担当者ら約100人が参加した。
勉強会は、事業再生の最新情報・事例の共有や意見交換を狙いに開催。特別講演として、神戸大学経済経営研究所の家森信善教授が「金融機関に期待するもの 挑戦する中小企業のために」と題して登壇。家森教授は、金融庁の「金融仲介機能の発揮に向けたプログレスレポート」の概要や、家森教授らが実施した金融機関行職員の意識に関するアンケート調査の結果などを説明。そのうえで「地域金融機関の行職員の多くが窮状の事業者を支えたいと思っている。支援を担う行職員が育つ人事・育成方法に変えていくことで地域の期待に応えてほしい」と強調した。
その後、勉強会を共催した4機関が支援事業を説明。兵庫県信保協は、経営支援部の井上能秀部長が「求償権消滅保証」の制度説明や取り組み事例などを紹介した。また、特別講演と支援事業の説明を踏まえたパネルディスカッションも行った。
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