金融庁、ビッグモーターの代理店登録取り消し 11月末に
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金融庁は11月24日、中古車販売大手のビッグモーター(東京都)への損害保険代理店登録の取り消し処分を行うことを決めた。鈴木俊一・財務相兼金融担当相が同日の閣議後会見で明らかにした。
同月30日をもって登録取り消しとなり、12月1日以降は同社経由で保険契約ができなくなる。同社が保有する契約は、他の代理店や損害保険会社に引き継がれる。
保険業法に基づく損害保険代理店の登録取り消し処分は、「極めてレアなケース」(監督局)となる。
同月14日に鈴木財務相兼金融担当相が「(ビッグモーターの)損害保険代理店の登録を取り消す方向を固めた」と表明。行政手続きに基づき、関東財務局が同月21日に意見聴聞の場を設けていたが、同社は出席しなかった。
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