農林中金、経営者フォーラム開く 約70農協のトップら参加

2023.11.17 19:26
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挨拶する農林中金の奥和登理事長(11月17日、品川プリンスホテル)
挨拶する農林中金の奥和登理事長(11月17日、品川プリンスホテル)

農林中央金庫は11月17日、東京都内のホテルで「第2回JAバンク経営者フォーラム」を開いた。優良事例として、2農協(JA)が独自の取り組みを発表。日本能率協会総合研究所の基調講演や、JAバンクのイメージキャラクターを務める女優2人を招いたトークセッションも実施した。全国約70JAのトップらを含む計150人以上が集まった。


農林中金の奥和登理事長は「地域になくてはならないJAという立場を確固たるものにしていただくきっかけになれば」と挨拶した。事例発表では、JA北越後(新潟県)の斉藤松郎・経営管理委員会会長が、自治体などと連携し担い手の課題解決を一気通貫で支援する「農業支援ワンストップ窓口」について説明。JAさがみ(神奈川県)の西山國正組合長は、投資信託の推進や資産相続の相談対応を専門に行う「資産相談課」の新設について話した。


講演は「経営におけるCS調査の活用」と題して、日本能率協会総合研究所の田中理恵・主幹研究員が行った。JAバンクが22年度から取り組む「利用者満足度調査」の活用方法を学んでもらう狙い。トークセッションには、女優の松下奈緒さんと杉咲花さんが参加した。


同フォーラムはJAバンク全国大会の後継となる取り組み。全国大会は功労者表彰や大会宣言などを通じた一体感の醸成を目的としていたが、22年度から経営者の相互研鑽に向けたイベントに刷新した。

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