みずほ銀、外為送金387件に遅れ 8回目のシステム不具合
2021.09.30 23:30みずほ銀行は9月30日、システム不具合により、同日付の外国為替取引における仕向・非仕向送金の処理が一部遅延した。
国内他行向け外為送金のうち387件が遅延。うち309件は30日付の処理ができるメドを付けた。残り78件は送金先銀行と調整して対応にあたる。受け取る側の非仕向けでも遅れが生じていたが、30日付の入金処理は基本的に終えたという。
不具合の原因は30日夜時点で確認中。同行の外為決済システムと、国際銀行間通信協会(SWIFT)のネットワークをつなぐ役割を果たす「総合決済管理システム」の処理が何らかの理由で遅延したとしている。
10日1日の外為業務は通常通り実施する予定。
みずほ銀行のシステム不具合は2021年に入って8回目。9月22日には金融庁が業務改善命令を出している。