十六FG、9月期純利益7.8%減の95億円 外貨調達金利上昇など影響
2023.11.15 12:45十六フィナンシャルグループ(FG)が11月14日に公表した2023年4~9月決算は、連結純利益が前年同期比7.8%減の95億1700万円だった。外貨調達金利上昇の影響を受けたほか、国債関連損益の悪化が主因。24年3月通期の連結純利益予想は同8.7%減の170億円を据え置き、中間期の進ちょく率は56%となった。
業務粗利益は同13.6%減の307億円。傘下の十六銀行単体で、資金利益や役務取引等利益はほぼ前年同期並みを確保したものの、国債等債券損益が57億円のマイナスとなったことが響いた。
一方、連結の株式関係損益は前年同期の約4倍となる58億6900万円と堅調。与信関係費用はやや増えたものの8億7700円と低位で推移した。
同日の会見で池田直樹社長は、「金利の変動期はボラティリティが高いため、ピンチでもありチャンス」と指摘。下半期については「マーケットの状況に応じて、前向きな投資でポートフォリオの入れ替えも進めたい」と述べた。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 地域金融機関、地公体貸出 割れる戦略 金利上昇で見直し加速
- 三菱UFJ銀、Netflixの独占放映で 独自調査を公表
- <お知らせ>「金融×スタートアップ Meetup」 ~スタートアップ支援の課題と在り方を考えるイベント~【参加無料】
- 福島銀、貸金庫サービスを廃止 26年3月末で
- 改革の旗手 藤原一朗・名古屋銀行頭取、「健康経営」で日本変える
- 高知銀、投信販売体制を再構築 営業店はマス層のみに
- おくやみ 濱詰健二氏が死去 小浜信用金庫理事長
- 埼玉県と県産業振興公社、業態超え新現役交流会 全国初、同一県の9機関協力
- 中企庁、成長企業の人材課題解決 中小機構が3事業本格化
- 東海東京FHD、地域銀と合弁証券好調 預かり資産3兆円突破