九州FG、4~9月純利益8.5%減 資金利益減など主因

2023.11.13 21:35
決算
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク
会見する笠原社長(11月13日、九州FG本社)

九州フィナンシャルグループ(FG)が11月13日に公表した2023年4~9月期純利益は、前年同期比8.5%減の157億2900万円となった。有価証券利息配当金の減少や外貨調達コストの増加による資金利益の減少などが主因。24年3月通期の純利益予想は前期比5.3%増の260億円に据え置き、中間期の進ちょく率は60%に達した。


純利益は減少したが、同FGが統合した15年10月以来2番目の高水準だった。投資信託解約損益を除くコア業務純益は前年同期比32%減の169億円。資金利益の減少によって業務粗利益が前年同期比38億円減少したことが要因。


肥後銀行単体の純利益は94億円(前年同期比7%減)、業務粗利益は231億円(同22%減)。鹿児島銀行単体では純利益が68億円(同22%減)、業務粗利益が256億円(同10%増)だった。


純利益の業績予想は、今後の与信費用見通しや金利上昇に伴う債券への対応などを踏まえ据え置いた。


会見した笠原慶久社長は、「中期経営計画の最終年度で決算は順調に推移している。下期も地域企業や個人のニーズにきめ細かく対応していく」と述べた。

すべての記事は有料会員で!
無料会員に登録いただけますと1ヵ⽉間無料で有料会員向け記事がご覧いただけます。

有料会員の申し込み 無料会員でのご登録
メール 印刷 Facebook X LINE はてなブックマーク

関連記事

鹿児島銀、デジタルで課題解決 鹿児島市と連携協定を締結
あおぞら銀、肥後銀などとプロジェクトファイナンス 地熱発電所へ50億円規模
鹿児島銀小林支店、協調融資へスピード対応 「中継役」担い意思疎通円滑に
ひいらぎHD本社内のバーカウンターで談笑する柊崎社長(左)と安水支店長(3月25日)
鹿児島銀、酒気検知「Noruどん」アプリ独自開発 外販も計画
アルコール検知器を使い実演する行員(4月23日、本店別館)

関連キーワード

決算

おすすめ

アクセスランキング(過去1週間)