北洋銀行、中間純利益が2期ぶり減益

2023.11.14 12:13
決算
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北洋銀行は11月13日、2023年4~9月期決算を発表した。銀行単体でコア業務純益が3期ぶり、経常利益が4期ぶり、中間純利益が2期ぶりと、それぞれ減益となったものの、計画を上回る経費削減などにより経常収益、コア業務純益、経常利益、中間純利益の各利益は当初業績予想をそれぞれ上回った。


コア業務純益は前年同期比23.8%減の90億円。貸出金利息は、住宅資金を中心に貸出ボリュームの伸長により増加したが、子会社からの受取配当金の減少による有価証券利息配当金の減少や日銀付利制度終了に伴う預け金利息の減少を主因に資金利益が減少した。また、TSUBASA基幹系システム共同化に伴い、物件費が増加した。


さらに、物価の高騰など外部環境の影響もあり、信用コストが増加したことなどで経常利益は前年同期比28.9%減の89億円、中間純利益は同15.3%減の72億円となった。


業績予想(単体)比で見ると、幅広い項目にわたる経費の削減や税金の一部計上時期のずれ込みなどに伴い、経常収益が18億円、コア業務純益が8億円、経常利益が9億円、中間純利益が16億円とそれぞれ当初予想を上回った。


通期の業績については、足下の内外金利の上昇や為替相場などの金融市場の動向、物価上昇の影響などが依然不透明なため、予想を据え置いた。

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