あおぞら銀、9月純利益21.7%減の120億円 米不動産融資引き当て響く

2023.11.13 20:59
決算
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決算を説明する谷川啓社長(11月13日、日銀記者クラブ)
決算を説明する谷川啓社長(11月13日、日銀記者クラブ)

あおぞら銀行が11月13日に発表した2023年9月期連結決算は、純利益が前年同期比21.7%減の120億円だった。海外不動産ノンリコースローン(非遡及型融資)に対する引き当てを積み増したことが響いた。


連結粗利益は前年同期比2.9%増の446億円。大型LBO(借入金を活用した買収)に伴う手数料など役務取引等利益や国内REIT(不動産投資信託)の売却益を計上した国債等債券損益が堅調で、資金利益などの落ち込みをカバーした。持分法による投資損益を加えた実質業務純益は同3.8%増の156億円となった。


与信関係費用は99億7600億円で、20億9600万円の戻入益があった前年同期から悪化。米国のオフィス案件で124億円の引当金を計上したことが主因。


24年3月期の純利益予想は前期比2.7倍の240億円を据え置き、中間期の進ちょく率は50%となった。

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