コンコルディアFG 、9月期純利益29%増の378億円
2023.11.10 21:55
コンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)が11月10日に発表した2023年4~9月期決算は、連結純利益が前年同期比28.8%増の378億円だった。横浜銀行が神奈川銀行を完全子会社化したことに伴う負ののれん発生益を計上した。
傘下3行(横浜・東日本銀・神奈川)合算の業務粗利益は、同13.1%減の937億円。ソリューション営業強化に伴い貸出金増加から国内預貸金利息が増えた一方、外国債券などを損切りした市場関連損益の悪化が響いた。ただ、同日会見した片岡達也社長は、「逆ざやの影響はほぼ解消した」と語った。
コア業務純益(投資信託解約損益除く)は、同5.9%増の557億円。与信関係費用は、横浜銀で大口先の個別引当金発生を受けて7億円増の46億円だった。
24年3月通期予想は連結純利益が前期比12.1%増の630億円を据え置き、中間期の進ちょく率は60%となった。
このほか、発行済み株式総数の1.69%(2000万株)、70億円を上限に自己株式の取得も同日発表した。配当を含む還元総額は328億円となり、同FG設立後では最高水準となる予定。
関連記事
関連キーワード
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 静岡銀、桃鉄金融ゲーム普及へ 地域課題と投資学ぶ
- 金融庁、接触頻度を調査 「ゼロゼロ融資のみ」の取引先対象に
- 3メガ銀、女性管理職3割近づく 三菱UFJ銀29.2%
- 地域銀・信金、内部の「再生人材」育成 外部研修で支援手法学ぶ
- みずほ信託銀、銀座に新たなランドマーク 地権者のビル開発支援
- 野村証券調布支店、課題解決起点で収入倍増 相続・不動産活用切り口に
- 金融庁、監督・検査体制を一体化 総括審議官がモニタリング指揮
- 野村AM、地域銀の退職者助言を支援 〝60代だけ〟新部署が始動
- 阿南信金、手束理事が新理事長に 30年ぶりのトップ交代
- 千葉銀・千葉興業銀、「経営統合を含め対話継続中」 一部報道でコメント