第四北越FG、23年中間純利益は138億円

2023.11.10 21:13
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決算発表する殖栗社長(中央)11月10日、だいしほくえつホール
決算発表する殖栗社長(中央、11月10日、だいしほくえつホール)

第四北越フィナンシャルグループ(FG)が11月10日に発表した2023年9月期の連結決算は、中間純利益が前年同期比14億円(11.6%)増の138億円となり、業績予想を38億円上回った。同FG傘下の第四北越銀行などグループ会社がいずれも増益で、中間純利益を押し上げた。


第四北越銀の単体決算は、中間純利益が104億円(前年同期比14.1%増)と業績予想を33億円上回った。非対面チャネルの活用などで住宅ローンや無担保ローンが増加。新潟県外の大企業向け貸出などで貸出金残高を前年同期比で合計1730億円伸ばした。


このほか事業先向けの為替デリバティブ取引や事業承継、資産運用アドバイスなどの非金利収益も133億円と好調。コア業務純益は169億円だった。


24年3月期の業績予想は、同FGが当期純利益201億円、第四北越銀は同154億円を見込んでいる。同FGは23年10月に設立5周年、第四北越銀は同11月に創立150周年を迎えたため、中間配当と期末配当は1株当たり10円増配し、70円ずつ配当する。


同日、会見した殖栗道郎社長は「国際情勢の変化や資源価格の高騰など、経営環境が複雑化するなか、役職員がスピード感を持って各種の施策に取り組んでくれた」と述べた。

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