めぶきFG、純利益12%減の235億円 4~9月期

2023.11.10 20:16
決算
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決算発表を行う秋野哲也社長(11月10日、足利銀行本店)
決算発表を行う秋野哲也社長(11月10日、足利銀行本店)

めぶきフィナンシャルグループ(FG)が11月10日に公表した2023年4~9月期(中間期)の連結決算は、中間純利益が前年同期比12.6%(34億円)減の235億円となった。米国の金利上昇に伴う外貨調達コストの上昇などで、有価証券等収支(銀行単体合算)が前年同期比112億円減少し123億円となったことが影響した。本業収益の対顧サービス利益は成長トレンドを継続し同32億円増の238億円と、経営統合後の中間期では過去最高となった。


減少傾向だった銀行単体合算の預貸金利息差は、貸出金残高の増加と外貨建て貸出金の利回り上昇で前年同期比36億円増加し559億円と反転した。コア業務純益(投信解約損益および先物・オプション損益除く)は同79億円減の361億円だった。

単体合算の9月末貸出金残高は同6074億円(同5.3%)と同1.6%から伸長。国内貸出金利息は同13億円増となり、中間期では経営統合後初めて増加に転じた。


また、株主還元方針を見直し、総還元性向を従来の「30%以上を目安」から「40%以上を目安」に引き上げ、株主への利益還元を拡充すると発表。配当は中間期、期末とも1株あたり50銭増配し年間配当額を12円とする。24年3月22日までに100億円を上限に自己株式を取得することも決めた。23年度の自己株取得は、5月公表分と合わせ年間200億円になる。配当と自己株式の取得を合わせた23年度の株主還元額は322億円となる予定。業績予想の当期純利益400億円に対する総還元性向は80.7%となる。

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