筑波銀・東和銀・栃木銀、ビジネス創出へ交流商談会 2000人来場
2023.11.08 18:51
筑波銀行と東和銀行、栃木銀行の北関東3行は11月8日、茨城県つくば市のイベントホール「つくばカピオ」で「ビジネス交流商談会」(日本金融通信社など後援)を開催。農水産業や食品関連事業者、製造業など3行の取引先、バイヤー側の首都圏の大手企業など計約350社・団体が参加し、2000人が来場した。
商談会は毎年度、3行の持ち回りで開き、今回は筑波銀の主催。コロナ禍で、対面・来場型開催は4年ぶりとなった。
出展は128ブース。食分野の事業者は、ブナシメジやれんこん、ブランド卵、シシャモといった食材・素材のほか、焼き芋や干しイモ、プリン、みそ、フリーズドライのイチゴ、ギョーザなどを陳列。機械加工、プレス処理、製缶・板金、電気・電子部品といったものづくり事業者も自社技術・製品をアピールした。

今回は、SDGs(持続可能な開発目標)分野の課題解決支援もテーマ。明治安田生命保険、SOMPOひまわり生命保険、三井住友海上火災保険、損害保険ジャパンが出展した。
茨城県信用保証協会は、事業者支援の各種保証制度を紹介。ロボットやアプリケーション開発のベンチャー企業、産学連携の研究開発に取り組む大学や高校、茨城県や県内市町などの自治体も参加した。
会場でのアンケートなどを基に、オンラインでの個別商談を実施し、詳細な交渉や質疑の場とする予定。商談は予約分も含め350件規模の見込み。
筑波銀の生田雅彦頭取は、「テーマは持続可能な地域づくりへの貢献。情報発信や商談を通じ、業種を超えた連携も深めてもらえたら」と話していた。