京都FGの投資子会社、30年度までに累計1170億円組成 11月始動

2023.11.01 18:55
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KCAPの事業について説明する竹中伸一社長(左、10月30日、京都市)
KCAPの事業について説明する竹中伸一社長(左、10月30日、京都市)

京都フィナンシャルグループ(FG)の投資専門子会社社・京都キャピタルパートナーズ(京都市、KCAP)は、11月7日に営業を開始する。ファンド組成額はスタートアップと事業承継分野への投資を主軸に、2030年度までに累計1170億円を目指す。


KCAPは9月1日に設立。京銀リース・キャピタルの投資事業を引き継ぎ、現在の投資額は75億円。2024年初めには、100億円規模の事業承継型ファンドを追加する予定だ。


事業承継分野は、主に京都銀行の取引先への投資を想定する。グループのコンサルタント会社などと連携しながら投資先を支援する。


ベンチャー投資は、25年をめどにファンドを組成する予定。出資額は100億円規模とし、地元企業や政府系金融機関などからも出資も募る。京都大学や大阪大学発のベンチャーのほか、首都圏のIT企業にも幅広く投資する考え。


今後、KCAPの従業員は11人から約30人に拡大する予定。人材は京都銀の公募制度や外部採用で拡充する。


同社の竹中伸一社長は、「グループ会社のシナジーが高まれば当社の投資にも良い効果をもたらす」と話した。

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