阿波銀従組、読書の秋に「電子図書館」導入 組合員の学びサポート
2023.10.31 18:51
阿波銀行従業員組合(新居見航委員長=組合員1024人)は、行員向けに電子図書館の活用に取り組んでいる。自己啓発や余暇の充実に役立ててもらおうと10月下旬に開設。「読書の秋」を迎え、いつでもどこでも書籍を借りられる利点から利用者を増やしつつある。
電子図書館は、スマートフォンやパソコンを使って電子書籍を閲覧できるクラウドサービス。今回、電子書籍取次大手のメディアドウ(東京都)が提供する電子図書館サービス「OverDrive」を導入した。
「阿波っ庫」と名付け、10月時点で電子書籍1万6822冊、約4000タイトルの雑誌を読むことができる。すでに100冊程度の貸し出し実績があるという。自己成長に向けた組合員の学びをサポートするほか、絵本などは子供と一緒に楽しむことも見込んでいる。
これまでも現物の書籍を貸し出す「組合図書」のサービスはあったが、電子図書館の開設によって利便性を高めた。実際に利用した行員は「私用のスマートフォンでも利用できて便利。これからさまざまな本を読んでみたい」と話していた。
関連記事
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 北陸銀と北海道銀、営業支援システム導入 年18万時間の作業削減
- 金融界、「隠れリース」特定に本腰 27年の新基準適用迫り
- 群馬銀、ストラクチャードファイナンス3年5.7倍 RORA向上に寄与
- 金融庁、決算書入手方法を調査 地域金融の実態把握へ
- 広島銀、請求書業務のDX後押し 新システムで決済口座確保
- 京都中央信金、理事長に植村専務が昇格 白波瀬氏は代表権ある会長へ
- 固定型住宅ローン、金利〝決め方〟見直し機運 参照指標「再検討」も
- 地銀、外貨保険販売が36%減 24年度下期、10万件割れ
- 信金、店舗減少が小幅にとどまる 職員数推移との格差鮮明
- 地域銀・信金、NISA口座伸び悩む 3カ月の増加率1%