山形・鶴岡・宮城第一信金、懸賞付定期預金を発売 西川町の名産品当たる
2023.10.30 19:46山形県西川町と包括連携協定を結ぶ山形信用金庫(山形県、山口盛雄理事長)、鶴岡信用金庫(山形県、佐藤祐司理事長)、宮城第一信用金庫(仙台市、菅原長男理事長)は11月1日、3信金の取引先の商品や西川町の名産品を懸賞品にした定期預金の取り扱いを始める。取引先の販売を支援しつつ、3信金と町の連携を発信する。
これらは山形信金が発案し、3者に呼び掛けた。西川町と個別に協定を結ぶ3信金が共同企画の商品を取り扱うのは初めて。
商品名は「繋(つなぐ)」。懸賞品は西川町から「月山ビール」「月山和牛」など4商品を出品。山形信金は「ワイン詰め合わせ」「ローストビーフ詰め合わせ」など、鶴岡信金は「芋煮セット」「だだちゃ豆」「平田牧場詰め合わせ」など、宮城第一信金は「牛タン詰め合わせ」「笹かまぼこ詰め合わせ」などを提供する。
募集期間は2024年3月29日まで、総額は各信金40億円。10万円に1本の抽選権を付与し、1信金当たりの当選本数は360本。
商品の発表会で、西川町の菅野大志町長は「連携させていただきありがたい。西川町がつながっていない信用金庫の預金者とつながらせて頂ける」と感謝の思いを述べた。
山形信金の山口理事長は「それぞれの地域から発信することが大事と思い、町と各金庫に話をさせていただいた」と話した。鶴岡信金の佐藤理事長は「素晴らしい商品を紹介でき、改めて地域資源を再認識できる」と述べ、宮城第一信金の菅原理事長は「これを機会に合同イベントなどで輪を広げて、つながりを深めていければ」と語った。
おすすめ
アクセスランキング(過去1週間)
- 銀行界、増える億円プレーヤー 三井住友FGは17人
- 地域銀・大手信金、採用状況 地方に厳しさ 都市部の「青田買い」影響
- 政府保有の商工中金株、落札率「想定外」に懸念の声 2次入札や自己株買い検討
- 日本M&AセンターHD、地域特化型サーチファンド 複数行と年度内に設立へ
- 金融機関、「DX認定」取得拡大 55行含む110先
- 地銀、TNFD開示そろり しずおか、九州FG先行
- 地域銀、サイバー防御底上げへ 勘定系グループで連携
- 銀行界の23年度役員報酬 6割増額、平均3%上昇 大手行が伸びけん引
- 日本生命、内務職の人事制度改定 高度化する事業の担い手確保
- 金融庁、顧客本位の実践状況調査 業界共通課題洗い出し